梅雨に負けないヘアケア|うねり・広がりの「ワケ」と、韓国式の整え方

梅雨に負けないヘアケア|うねり・広がりのワケと韓国式の整え方

KEMA Column

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雨の日の窓辺でくつろぐツヤ髪の女性
湿度の高い季節こそ、髪の状態は正直にあらわれる。

朝、丁寧に整えたはずの髪が、駅に着く頃にはもうふくらんでいる。アイロンでまっすぐにしたのに、昼にはうねりが戻っている。梅雨の髪悩みは、努力不足のせいではありません。湿気と髪の関係には、はっきりとした「ワケ」があります。今回は、うねり・広がり・パサつきが起こる仕組みをひも解きながら、同じく蒸し暑い雨季を持つ韓国のヘアケア文化に学ぶ、梅雨の整え方をご紹介します。

なぜ梅雨に髪は乱れるのか──湿気と髪の関係

髪の主成分であるケラチンタンパク質は、もともと水分を吸いやすい性質を持っています。空気中の湿度が上がると、髪は周囲の水分を吸い込み、内部で形を支えている結合の一部がほどけて組み替わります。これが、うねりや広がりの正体です。

ここで重要なのが、髪は「均一に」水分を吸うわけではないということ。カラーやアイロンなどでダメージを受けた部分はキューティクルが開いており、そこから集中的に水分が入り込みます。健康な部分とダメージ部分とで吸湿量に差が生まれ、髪の中の水分バランスが崩れる──その「ムラ」こそが、梅雨特有の広がりやうねりを引き起こすのです。つまり、湿気に振り回されやすい髪とは、内部の水分保持力が落ち、表面のキューティクルが乱れた髪。梅雨の髪悩みの本質は、湿気そのものではなく、髪のコンディションにあります。

雨の窓辺で髪のうねりを気にする女性
うねりや広がりは、髪が発している「ダメージのサイン」でもある。

韓国にも「梅雨」がある──장마(チャンマ)と湿気対策の文化

美容大国・韓国にも、日本の梅雨にあたる雨季があります。「장마(チャンマ)」と呼ばれる6月下旬から7月にかけての時期で、高温多湿の蒸し暑さは日本の梅雨とよく似ています。だからこそ韓国では、湿気と髪のつき合い方が生活の知恵として根づいてきました。

たとえば、髪を濡れたまま放置しないこと。韓国では夜にシャンプーをして、その日のうちにしっかり乾かしきる習慣が一般的です。また、髪そのものだけでなく頭皮の状態を整える「頭皮管理(두피관리/トゥピグァンリ)」が湿気の季節ほど重視されるのも特徴的。湿度が高い時期は対症療法ではなく土台から、という発想は、スキンケア大国らしいアプローチといえます。

雨のソウルの街を傘をさして歩く女性
ソウルの雨季「チャンマ」。湿気とのつき合い方は、韓国でも暮らしの知恵。

土台は頭皮から──梅雨こそ「頭皮管理」を

湿度が高い季節は、頭皮にも変化が起こります。汗と皮脂の分泌が増え、ベタつきやニオイ、かゆみを感じやすくなる時期。頭皮環境が乱れると、根元の立ち上がりがつぶれてスタイルが決まりにくくなるだけでなく、これから生えてくる髪のコンディションにも影響します。

とはいえ、洗浄力の強いシャンプーで一日に何度も洗うのは逆効果。必要なうるおいまで奪われた頭皮は、かえって皮脂を過剰に分泌しようとします。韓国式の考え方は「すっきり落として、うるおいは残す」。適度な洗浄力のシャンプーで毛穴の汚れをきちんとリセットし、洗ったあとはトニックなどで頭皮の水分バランスを整える。顔のスキンケアと同じ手順を、頭皮にも当てはめる発想です。

頭皮をマッサージしながら髪を洗う女性
洗いすぎず、きちんと落とす。梅雨の頭皮ケアは「均衡」がキーワード。

勝負は「乾かし方」──韓国式ドライ習慣と湿熱の考え方

梅雨のヘアケアでもっとも差がつくのは、実は乾かし方です。湿度が高いからと自然乾燥に頼るのは、いちばん避けたい習慣。濡れた髪はキューティクルが開いたままで、もっとも無防備な状態です。そのまま放置すれば、寝ている間や外出中に湿気を吸い込み、うねりと広がりの原因をつくってしまいます。

韓国式のドライは、まずタオルで髪を挟むようにやさしく水分を取り、ドライヤーは根元から。地肌を乾かすイメージで風を入れ、毛先は最後に。全体が乾いたら冷風を当ててキューティクルを引き締めると、表面が整い、湿気の入り込むすき間が減ります。

ここで大切なのは、乾かしすぎないこと。熱を当てすぎて髪内部の水分まで飛ばしてしまうと、髪は乾燥し、かえって空気中の水分を吸い込みやすくなります。水分と熱の均衡をとりながら整える──KEMAが製品開発の軸に置く「湿熱(しつねつ)」の発想は、まさにこのドライの考え方の延長線上にあります。

鏡の前でドライヤーを使う韓国人男性
根元から乾かし、最後は冷風で締める。性別を問わず、梅雨の基本習慣。
湿気に「勝つ」のではなく、髪の中の水分と熱の均衡を「整える」。それが、蒸し暑い雨季を知る韓国のヘアケアが教えてくれる発想です。

湿気をブロックする「アウトバス」──オイルとバームの使い分け

乾かした髪の表面を守るのが、洗い流さないトリートメント(アウトバス)の役割です。梅雨のアウトバスには、ふたつの仕事があります。ひとつは、髪表面をコーティングして空気中の水分が入り込むのを防ぐこと。もうひとつは、髪内部のうるおいを抱え込み、吸湿の「ムラ」を起こりにくくすることです。

広がりやすい髪、ダメージが進んだ髪には、オイルタイプを。ドライヤーの前に毛先を中心になじませれば熱から髪を守る下地になり、乾かしたあとに薄く重ねれば表面を整えるツヤ仕上げになります。細毛や軟毛で重さが苦手な方には、軽い質感のバームタイプを。手のひらで温めて毛先と中間になじませると、ベタつかずに広がりを抑え、自然なまとまりが続きます。

毛先にヘアオイルをなじませる女性
オイルは「湿気の入り口」である毛先から。つけすぎず、均一に。

朝の仕上がりを夕方まで──韓国式スタイリングキープ術

最後は、朝のスタイリングを長持ちさせる工夫です。第一のポイントは、家を出る前に髪を完全に乾かしきっておくこと。アイロンやコテを使う場合も、髪が湿ったまま熱を当てると内部の水分が急激に膨張し、ダメージとうねり戻りの原因になります。スタイリングは「乾いた髪に」が鉄則です。

第二に、仕上げの冷風。温風で形をつくったら、冷風を当てて形を記憶させる。髪は熱が冷める瞬間に形が決まるため、このひと手間でキープ力が大きく変わります。そして湿気の強い日は、無理に下ろさずまとめ髪にするのもひとつの知恵。韓国男性のあいだでも、出かける前のドライとスタイリングに時間をかけるのは当たり前の習慣になっています。短い髪こそ乾かし方の精度が仕上がりを左右します。

そしてアイロン派の方に、梅雨にこそ見直してほしいのが「熱の質」です。乾いた高温の熱だけで髪を伸ばすと、内部の水分が奪われて乾燥が進み、かえって湿気を吸いやすい髪をつくってしまいます。水分と熱の均衡を保ちながら形を整える「湿熱」の技術なら、うるおいを守りつつ、湿気に崩れにくいなめらかなストレートに。梅雨のうねり対策として、もっとも理にかなったアプローチのひとつです。

出かける前に鏡で髪を整える韓国人男性
ヘアケアは女性だけのものではない。韓国では男性の朝の習慣でもある。

毎日の習慣に。KEMAの人気アイテム

梅雨の髪悩みに、土台の頭皮ケアから仕上げのアウトバスまで。KEMAのアイテムからおすすめをご紹介します。

KEMAが受け継ぐ、韓国の美意識

梅雨は、髪のコンディションがもっとも正直にあらわれる季節です。湿気に乱される髪は、裏を返せば「整える余地」を教えてくれる髪でもあります。KEMAは、秩序・均衡・調和という韓国の美意識を軸に、先進のリポソーム技術で美容成分を髪の最深部へ届け、内部から補修するヘアケアを追求してきました。湿気と闘うのではなく、髪の中の水分と熱の均衡を整える。その積み重ねが、雨の日の朝にも揺らがない髪をつくります。

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