サロンシャンプーと市販シャンプーは何が違う?|成分・価格・仕上がりを正直に比較

サロンシャンプーと市販シャンプーは何が違う?|成分・価格・仕上がりを正直に比較

KEMA Column

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「サロンのシャンプーって、やっぱり市販のものとは違うんですか?」──美容室でも、私たちKEMAへのお問い合わせでも、とてもよくいただく質問です。価格だけを見れば、ドラッグストアのシャンプーの数倍。その差にきちんと理由があるのか、それとも雰囲気やブランド料なのか。気になるのは当然だと思います。

この記事では、サロンシャンプーを販売している立場だからこそ、できるだけ正直に、両者の違いを「洗浄成分」「補修・保湿成分」「設計の考え方」「価格」の4つの視点で整理します。先に結論をお伝えすると、「高いから良い」「市販だから悪い」という単純な話ではありません。大切なのは、いまのあなたの髪と頭皮に合っているかどうか。そのための判断材料を、順番にお渡ししていきます。

この記事でわかること

  • サロンシャンプーと市販シャンプーの、本当の違い4つ
  • はじめてでもできる、成分表示のかんたんな読み方
  • 市販で十分な人と、サロンシャンプーが向いている人
  • 通販でサロンシャンプーを買うときに気をつけたいこと

そもそも「サロンシャンプー」とは?

じつは「サロンシャンプー」という言葉に、法律上の決まった定義はありません。一般的には、美容室での使用や、美容師さんのカウンセリングを通した販売を前提に開発されたシャンプーのことを指します。

よく似た言葉に「サロン専売品」があります。こちらは、メーカーが「美容室だけで販売する」と決めている商品のこと。ただ最近は、サロンで使われている品質のまま、ブランドの公式オンラインショップでも購入できる製品が増えてきました。

KEMAも、韓国と日本のサロンで使われ、美容師さんからお客さまへおすすめいただいているブランドですが、いわゆる「専売品」ではありません。サロンでも、この公式オンラインショップでも、同じ正規品をお求めいただけます。

一方の市販シャンプーは、ドラッグストアやスーパーで手に取れるもの。年齢も髪質もさまざまな人が、誰の説明も受けずに使っても失敗しにくいように作られています。この「前提の違い」が、このあとお話しするすべての違いの出発点です。

違い① 洗浄成分 ─「落とす力」の設計が違う

シャンプーの中身は、多くの場合、いちばん多いのが水、その次に多いのが洗浄成分(界面活性剤)です。つまり洗浄成分は、シャンプーの性格を決める「骨格」のようなもの。代表的な系統を、表にまとめました。

系統 成分表示の例 特徴
高級アルコール系 ラウレス硫酸Na、ラウリル硫酸Na など 泡立ちがよく、洗浄力が高い。比較的安価で、幅広い製品に使われる
オレフィン系 オレフィン(C14-16)スルホン酸Na など 洗浄力が高く、さっぱりとした洗い上がり
アミノ酸系 ココイルグルタミン酸TEA、ラウロイルメチルアラニンNa など 洗浄力はおだやかで、しっとりした洗い上がり。原料は比較的高価
ベタイン系 コカミドプロピルベタイン など 刺激が少なく、ほかの洗浄成分と組み合わせて使われることが多い

ここで、正直にお伝えしておきたいことが2つあります。

ひとつは、「市販=洗浄力が強い、サロン=やさしい」とは言い切れないこと。最近は市販品にもアミノ酸系の洗浄成分を使ったものが増えていますし、サロンシャンプーでも、頭皮をすっきり洗うことが目的の製品には、しっかりした洗浄力を持たせることがあります。

もうひとつは、「洗浄力が高い=悪い」ではないこと。皮脂が多い方や、整髪料をしっかり使う方には、きちんと落とす力が必要です。気をつけたいのは、カラーやパーマを繰り返してデリケートになった髪に、必要以上に強い洗浄力を毎日当て続けてしまうこと。サロンシャンプーは、この「落としすぎない」バランスを、髪の状態に合わせて細かく設計しているものが多いのが特徴です。

違い② 補修・保湿成分 ─ 何が、どのくらい入っているか

2つめの違いは、洗浄成分以外の部分です。化粧品の全成分表示は、配合量の多い順に書くルールになっています(1%以下の成分は順不同)。ですから、成分表の前のほうに補修・保湿成分の名前があれば、それだけしっかり配合されている可能性が高い、と読むことができます。

ただし、実際の配合濃度を公開しているメーカーはほとんどありません。「サロンシャンプーなら必ず高濃度」と断言することはできない、というのが正直なところです。

それでも傾向として言えるのは、サロンシャンプーは、カラーやパーマでダメージを受けた髪を前提にしているぶん、ケラチンなどのタンパク質系成分や保湿成分を、製品の主役として設計しているものが多いということ。「洗う」だけでなく「洗いながら補う」ことまでが、シャンプーの仕事になっているのです。

きめ細かいシャンプーの泡を手のひらにのせた様子
泡は、髪と頭皮に触れる時間がいちばん長い「中身」そのもの。

たとえばKEMAのクレマシャンプーは、洗いながら4種のタンパク質(ケラチン・シルク・コラーゲン・小麦)を髪に補給する「プロテインシャンプー」です。カラーやアイロンを繰り返すと、髪の内部のタンパク質は少しずつ流れ出て、切れ毛やパサつき、うねりの原因になります。その「抜けた分」を、毎日の洗髪のなかで補っていこう、という考え方で作られています。

違い③ 設計の考え方 ─ 誰のためのシャンプーか

3つめは、目に見えにくいけれど、じつはいちばん大きな違いかもしれません。それは「誰のために作られているか」です。

市販シャンプーは「みんなのため」

市販シャンプーは、家族みんなで使えること、幅広い髪質に合うことを大切にしています。店頭で選ばれるために、香りのよさ、泡立ちのよさ、すすいだときのなめらかさといった「使った瞬間の満足感」も重視されます。これは決して悪いことではなく、毎日気持ちよく使えることは、立派な価値です。

サロンシャンプーは「その人の悩みのため」

サロンシャンプーは、カラー、ブリーチ、パーマ、縮毛矯正、毎日のアイロンといった「髪に負担のかかる履歴」がある人を前提にしています。だから、ダメージケア用、頭皮ケア用、カラーケア用というように、悩みごとに役割を分けて設計されることが多くなります。

もうひとつの特徴は、次にサロンへ行ったときの仕上がりまで見据えていること。髪の状態が整っていれば、カラーの発色やパーマのかかり方も安定しやすくなります。美容師さんがホームケアをすすめるのは、売りたいからというより、次の施術をきれいに仕上げたいから、という理由が大きいのです。

美容室のシャンプー台で髪を洗っている様子
サロンの仕上がりは、家での毎日の洗い方とつながっている。

違い④ 価格 ─「1本の値段」より「1日あたり」で考える

そして、いちばん気になる価格の話です。サロンシャンプーが高くなる理由は、主に次のようなものです。

  • アミノ酸系の洗浄成分やタンパク質系成分など、原料そのものが高価になりやすい
  • 大量生産の市販品に比べて、一度に作る量が少ない
  • 美容師さんへの教育やサポートなど、製品の外側にもコストがかかっている

とはいえ、1本の値段だけを見ると、どうしても高く感じます。そこでおすすめしたいのが、「1日あたりいくらか」で考えてみることです。

たとえばクレマシャンプーは500mLで¥9,020(税込)。毎日使って約2〜3か月分が目安です(髪の長さや使用量によって変わります)。1日あたりに直すと、およそ100〜150円。コンビニのコーヒー1杯と同じくらいの金額です。

それでも、市販品より高いことに変わりはありません。だからこそ、サロンシャンプーの価値がはっきり出るのは、「髪や頭皮の悩みが、はっきりしている人」だと私たちは考えています。

市販で十分な人、サロンシャンプーが向いている人

ここまでの内容をふまえて、それぞれが向いている人を整理してみます。ご自身に近いのはどちらでしょうか。

市販シャンプーで十分な人

  • カラーやパーマを、ほとんどしていない
  • 髪にも頭皮にも、いま大きな悩みがない
  • 家族みんなで1本を共有したい
  • とにかくコストを抑えたい

サロンシャンプーが向いている人

  • カラー、ブリーチ、パーマ、縮毛矯正を定期的にしている
  • アイロンやコテを、ほぼ毎日使っている
  • パサつき、切れ毛、広がりが気になってきた
  • サロン帰りの手触りを、家でもできるだけ保ちたい
  • 頭皮のベタつきやニオイなど、はっきりした悩みがある

髪のダメージではなく、頭皮のベタつきやニオイが気になる方は、選ぶべきシャンプーの方向が変わります。必要なのは補修よりも、頭皮をすっきり整えること。KEMAでは、スカルプシャンプーがその役割を担っています。

通販でサロンシャンプーを買うときの3つの注意点

「サロンシャンプー 通販」で検索すると、たくさんのショップが出てきます。便利な反面、気をつけたいポイントもあります。

1正規のルートかどうかを確認する

いちばん安心なのは、ブランドの公式オンラインショップか、正規の取扱サロン・取扱店から買うことです。販売元の会社名や連絡先がきちんと書かれているかも、確認しておきましょう。

2極端に安い出品には理由があると考える

非正規の転売品や並行輸入品は、いつ作られたものか、どんな環境で保管されていたのかが分かりません。万が一トラブルがあったときに、メーカーのサポートを受けられない場合もあります。

3迷ったら、買う前に相談する

自分の悩みに合うかどうか分からないときは、担当の美容師さんや、ブランドの問い合わせ窓口に聞いてみるのが近道です。合わないものを買ってしまうのが、いちばんもったいないからです。

KEMA製品の非正規ルートでの購入については、こちらのお知らせでも詳しくご案内しています。

バスルームでシャンプーボトルを手に取る女性
毎日手に取るものだから、納得して選びたい。

成分表示のかんたんな読み方 3ステップ

成分表示はカタカナばかりで難しく見えますが、ポイントは3つだけです。お手持ちのシャンプーの裏面を見ながら、試してみてください。

1最初の5つほどを見る

成分は多い順に並んでいるので、最初の5つほどがそのシャンプーの「骨格」です。たいていは、水のあとに洗浄成分が続きます。

2洗浄成分の系統を見分ける

上の表と見比べて、「〜硫酸Na」「〜スルホン酸Na」なら洗浄力しっかりタイプ、「ココイル〜」「ラウロイル〜」ならおだやかなアミノ酸系、「〜ベタイン」ならやさしいベタイン系、とざっくり見分けられます。

3補修・保湿成分を探す

「加水分解ケラチン」「加水分解シルク」「加水分解コラーゲン」などのタンパク質系成分や、セラミド、各種の植物オイルなどが入っているかを見ます。前のほうに書かれているほど、多く配合されている可能性が高くなります。

※成分表示だけで、シャンプーの良し悪しがすべて決まるわけではありません。同じ成分でも、配合のバランスや組み合わせによって使用感は大きく変わります。最終的には、実際に使ってみたときの髪と頭皮の感覚を大切にしてください。

迷ったら、小さく試すという選び方

ここまで読んで、「自分にはサロンシャンプーが合いそう。でも、いきなりフルサイズを買うのは勇気がいる」と感じた方もいると思います。その感覚は、とても正しいと思います。シャンプーは相性のもの。どれだけ説明を読んでも、最後は使ってみないと分かりません。

KEMAでは、クレマシャンプー、クレマトリートメントブラック、リーブインバームの3点を、それぞれ50mLで試せるトライアルセットをご用意しています。約7〜10日間、「洗う・満たす・仕上げる」の流れをまるごと体験できるので、フルサイズを選ぶ前の判断材料にぴったりです。

よくある質問

サロンシャンプーは、毎日使っても大丈夫ですか?

はい。ほとんどのサロンシャンプーは、毎日のシャンプーとして使えるように作られています。クレマシャンプーも低刺激処方で、デイリーにお使いいただけます。

市販のシャンプーと、交互に使ってもいいですか?

問題ありません。ただ、違いをしっかり確かめたい場合は、まず1〜2週間ほど続けて使ってみると、髪の変化が分かりやすくなります。

サロンで買うのと、公式通販で買うのとでは、中身が違いますか?

KEMAの場合、どちらも同じ正規品です。サロンで買うメリットは、美容師さんに実際の髪を見てもらいながら選べること。通販のメリットは、なくなりそうなときにすぐ注文できることです。

市販品に比べて、泡立ちが弱く感じます。

おだやかな洗浄成分を使ったシャンプーは、泡立ちが控えめなことがあります。シャンプーの前にぬるま湯で1〜2分しっかり予洗いをすること、手のひらで軽く泡立ててから髪にのせることで、泡立ちはぐっとよくなります。整髪料を多く使った日は、2度洗いもおすすめです。

シリコン入りのシャンプーは、髪によくないのですか?

一概にそうとは言えません。シリコンは指通りをよくし、髪の表面を摩擦から守ってくれる成分です。クレマシャンプーはシリコン無添加ですが、これは、タンパク質によるハリと弾力を生かした仕上がりを目指すための設計上の選択です。どちらが良い悪いではなく、目指す仕上がりの違いと考えてください。

まとめ ─ 値段ではなく、「いまの髪」で選ぶ

サロンシャンプーと市販シャンプーの違いは、洗浄成分のバランス、補修・保湿成分の位置づけ、誰のために設計されているか、そして価格の4つでした。どちらが上、という話ではありません。悩みがなければ市販品で十分ですし、カラーやアイロンで髪に負担をかけているなら、サロンシャンプーが力になれる場面は多いはずです。

シャンプーは、毎日、いちばん長く髪と頭皮に触れるもの。だからこそ、値段やイメージではなく、「いまの自分の髪に何が必要か」から選んでみてください。この記事が、その最初の判断材料になればうれしく思います。

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