トリートメントの力を引き出す使い方|量・なじませ方・置き時間・すすぎの基本

トリートメントの力を引き出す使い方

KEMA Column

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「いいトリートメントを使っているはずなのに、思ったほど変わらない」。そんなふうに感じたことはありませんか。もっと高いものに替えるべきか、自分の髪には合わないのか。そう悩む前に、ひとつだけ見直してみてほしいことがあります。それが「使い方」です。

トリートメントは、つけて流すだけのシンプルなケアに見えて、じつは「つける前の水気」「量」「なじませ方」「置き時間」「すすぎ方」という5つの小さな工程があります。ひとつひとつは簡単なことですが、ここを整えるだけで、同じトリートメントでも仕上がりの実感が変わってきます。今日のお風呂からすぐ試せる内容ばかりですので、ぜひ最後まで読んでみてください。

この記事でわかること

  • リンス・コンディショナー・トリートメントの違い
  • トリートメントの力を引き出す5つの工程
  • 髪質に合わせたKEMAのトリートメントの選び方
  • やりがちなNG習慣と、よくある疑問

まず整理:リンス・コンディショナー・トリートメントの違い

使い方の前に、よく混同される3つの違いを整理しておきましょう。ざっくり言うと、違いは「髪のどこに働きかけるか」です。

種類 主な役割 働きかける場所
リンス・コンディショナー 髪の表面をなめらかに整え、指通りをよくする 主に髪の表面
トリートメント・ヘアマスク 髪の内部にうるおいや補修成分を届ける 髪の内部から表面まで

※メーカーによって呼び方や設計は異なります。「ヘアマスク」「ヘアパック」は、一般的に、より集中ケア向けのトリートメントを指すことが多い言葉です。

トリートメントとコンディショナーの両方を使う場合は、「シャンプー→トリートメント→コンディショナー」の順番が一般的です。先に内側を満たしてから、表面を整えてフタをする、というイメージです。ただし、製品に使う順番の指定がある場合は、そちらに従ってください。

工程① つける前に、水気をしっかり切る

ここからが本題です。最初の工程は、トリートメントを手に取る「前」にあります。シャンプーを流した直後の髪は、たっぷり水を含んでいます。このままトリートメントをつけると、水で薄まってしまい、髪にとどまらずに流れ落ちてしまいます。せっかくのトリートメントが、もったいない状態です。

シャンプーをすすいだら、髪を両手ではさみ、上から下へやさしく水気を絞りましょう。雑巾のようにねじって絞るのは、髪を傷める原因になるので避けてください。余裕がある日は、タオルで軽く押さえてからつけると、さらになじみがよくなります。

濡れた髪の水気を両手でやさしく絞っている様子
ねじらず、はさんで、上から下へ。このひと手間でなじみ方が変わる。

工程② 量は「製品の表示」を基準にする

トリートメントは、たくさんつければつけるほど効く、というものではありません。多すぎれば重さやベタつきの原因になり、少なすぎればムラができてしまいます。

まずは、パッケージに書かれている使用量を確認してください。それを基準に、髪の長さや量、ダメージの具合に合わせて加減します。目安は、「毛先までムラなく行き渡り、手ぐしがすっと通るくらい」。ダメージがとくに気になる毛先には、少しだけ重ねづけするのもおすすめです。

工程③ 毛先から、もみ込むようになじませる

つける順番にもコツがあります。トリートメントを手のひらに広げたら、いちばんダメージが蓄積している毛先からつけ始め、中間へと進みます。根元や頭皮にはつけません。根元は生えてきたばかりの健康な髪なので、トリートメントの必要性が低く、つけるとベタつきやボリュームダウンの原因になりやすいためです。

1手のひら全体に広げる

一か所に固まってつかないよう、両手によく伸ばしてから髪にのせます。

2毛先→中間の順に、握るようにもみ込む

髪を手のひらで包み、やさしく握るようにしてなじませます。表面をなでるだけよりも、しっかり行き渡ります。

3目の粗いコームで、毛先からとかす

コームでとかすと、髪の1本1本に均一に広がります。濡れた髪はデリケートなので、毛先の絡まりからやさしくほどいていきましょう。

トリートメントをつけた髪を目の粗いコームでとかしている様子
コームを通すと、手だけでは届かない内側の髪にも行き渡る。

工程④ 置き時間は「長いほど良い」わけではない

トリートメントには、製品ごとに設計された「置き時間」があります。つけてすぐに流してしまうと、なじむ時間が足りません。かといって、30分も1時間も置けばそのぶん効果が増えるかというと、そうとも言えません。まずは、製品に書かれた時間を守ることがいちばんです。たとえばKEMAのクレマトリートメントブラックは、約5分が目安です。

置いている間の、ひと工夫

置き時間のあいだ、お湯で温めて絞ったタオルやシャワーキャップで髪を包んでおくと、温かく湿った状態が保たれ、トリートメントがなじみやすくなります。湯船につかりながら待つのもよい方法です。

ちなみに、KEMAがサロン向けに提案している「湿熱(しつねつ)ケア」も、熱と水分を味方につけるという同じ発想から生まれています。おうちでは、蒸しタオルひとつで、その考え方を手軽に取り入れることができます。

髪をタオルで包んでリラックスする女性
待つ時間も、ケアのうち。温かさと湿り気が、なじみを助けてくれる。

工程⑤ すすぎは「ぬるつきが取れるまで」

最後はすすぎです。「すすぎすぎると、せっかくの成分が流れてしまいそう」と、あえてぬるつきを残している方もいらっしゃいますが、これはおすすめできません。トリートメントが地肌や肌に残ると、ベタつきやかゆみ、肌荒れの原因になることがあるからです。髪になじんだ分は、すすいでもきちんと残ります。

  • 目安は、髪の表面のぬるつきが取れて、なめらかさだけが残るくらいまで
  • 首の後ろ、耳の後ろ、生え際は、すすぎ残しが多い場所。意識して流しましょう
  • お湯の温度は、38℃前後のぬるめがおすすめ。熱すぎるお湯は、髪と頭皮の乾燥につながります
水気を切る、適量をとる、毛先からなじませる、時間を守る、きちんとすすぐ。特別なテクニックはひとつもありません。でも、この5つがそろうと、いつものトリートメントが本来の力を出してくれるようになります。

ブラックとホワイト、どちらを選ぶ?

使い方が整ったら、次は「何を使うか」です。KEMAのクレマトリートメントには、ブラックとホワイトの2種類があります。どちらもダメージを受けた髪のためのトリートメントですが、目指す仕上がりが違います。

ブラック ホワイト
特徴 炭(チャコール)を配合した高保湿タイプ。タンパク質・アミノ酸・天然オイルを組み合わせた処方 シルク・ケラチン・コラーゲンを配合した、高タンパクの集中ケアタイプ
仕上がり パサつき・広がりを抑えた、引き締まったまとまり 芯を感じるやわらかな弾力と、ふんわり上品なボリューム感
こんな髪に 硬くてパサつく髪、くせ毛や広がりやすい髪、ブリーチなどでダメージが進んだ髪 ダメージでハリを失い、ぺたんとしやすくなった髪

かんたんに言うと、広がりを「おさめたい」ならブラック、ハリとふんわり感を「出したい」ならホワイトです。

ブラックは、シャンプー後、水気を軽く切った髪全体になじませ、約5分置いてからすすぎます。水気を切る、なじませる、置く、すすぐ。この記事でご紹介した流れを、そのまま生かせます。ダメージが気になる部分には、重ねづけもおすすめです。

毎日の仕上げケアに ─ ケマチン

「内側のケアも大切だけれど、とにかく毎日の指通りとまとまりをよくしたい」。そんな方に知っていただきたいのが、ケマチンです。KEMAの中でも、指通りとまとまりを追求して作られた仕上げケアで、髪の表面をなめらかに整えながらツヤを与え、広がりやパサつきを抑えて、扱いやすい髪に導きます。

「整えながら仕上げる」ことを考えたデイリー設計なので、いつものお手入れにプラスするだけ。カラーやパーマ、ブリーチで手ざわりが乱れやすくなった髪の、毎日の仕上げ役として活躍します。

やりがちなNG習慣

良かれと思ってやっていることが、じつは逆効果になっていることもあります。チェックしてみましょう。

やりがちなこと なぜよくないの? 代わりにしたいこと
根元からべったりつける 頭皮のベタつきやボリュームダウンの原因に 中間から毛先を中心につける
びしょ濡れの髪につける 水で薄まり、流れ落ちてしまう 水気を切ってからつける
つけてすぐに流す 髪になじむ時間が足りない 製品の指定時間を守る
つけたまま一晩過ごす 洗い流すタイプの想定された使い方ではなく、頭皮や肌のトラブルにつながることも 指定時間できちんとすすぐ
熱いお湯ですすぐ 髪と頭皮の乾燥につながる 38℃前後のぬるま湯ですすぐ
毎回たっぷり使いすぎる 重さやベタつきの原因に 製品の使用量を基準に加減する

よくある質問

トリートメントは毎日使ってもいいですか?

はい。クレマトリートメントは、毎日のケアとしてお使いいただけます。仕上がりが重く感じる場合は、量を少し減らすか、1日おきにするなど、ご自身の髪に合わせて調整してみてください。

時間がない日は、どうすればいいですか?

置き時間を十分に取れない日でも、水気を切ってからつけることと、コームでとかすことの2つだけは続けてみてください。体を洗っている間に置くようにすると、無理なく時間を確保できます。

洗い流さないトリートメントも使っています。両方必要ですか?

役割が違うので、両方使うのがおすすめです。お風呂の中のトリートメントは髪を満たすケア、洗い流さないトリートメントは、お風呂を出たあとの熱や乾燥から髪を守るケアです。

ブラックトリートメントの「炭」には、どんな役割があるのですか?

炭粉は、皮脂や汚れによる重さやベタつき感を軽減し、すっきりとした仕上がりをサポートする目的で配合されています。ブラックはしっとり感のあるタイプですが、炭粉によって過度な重さが残りにくく、まとまりを保ちながら、軽く清潔感のある使用感に整えます。

小麦アレルギーがあります。使っても大丈夫ですか?

クレマシリーズには、複合タンパク成分の一部として小麦タンパクを配合している製品があります。洗い流すタイプのため髪や頭皮への残留は少ないと考えられますが、体質によってはアレルギー反応の可能性を完全には否定できません。小麦アレルギーをお持ちの方や敏感肌の方は、ご使用前に全成分表示をご確認のうえ、パッチテストを行っていただくことをおすすめします。過去に化粧品やヘアケア製品でかゆみ・赤み・刺激などが出たことがある方は、使用を控えるか、医師にご相談ください。

まとめ ─ 製品を替える前に、使い方を整える

トリートメントの実感を左右するのは、水気の切り方、量、なじませ方、置き時間、すすぎ方の5つでした。どれも、今夜のお風呂からすぐに始められることばかりです。

そのうえで、広がりをおさめたいならブラック、ハリとふんわり感がほしいならホワイトというように、自分の髪に合った1本を選んでみてください。正しい使い方と、合った製品。この2つがそろったとき、トリートメントはいちばんの力を発揮してくれます。

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